水道管が老朽化するとどんな影響が出る?その対策とは?

水道管の大部分は、地中や床下などの目につかない場所にあります。そのため、水道管が老朽化していても、漏水や水道代の値上がりなど何らかのトラブルが起きるまで気がつかない場合が多いです。老朽化に気づかず放置してしまうと、知らない間に水道代が何十万もかかってしまったという事態になりかねません。また、日常で使っている水にサビや不純物が混ざるなど、健康を害するリスクもあるのです。そこで、水道管が老朽化した場合に起こる影響や、トラブルが発生したときの対策などを解説します。

水道管の老朽化は深刻な問題の1つ

水道管の老朽化は、浸水や断水などのトラブルを引き起こすとして問題視されています。水源から採取された水は、浄水場や配水池、水道管路などを通じて家庭へ供給されるしくみです。これらの設備を作るコンクリートや金属は、時間が経つにつれて老朽化していきます。特に、水道管の劣化による破裂事故は、ガスや電力など、水道以外のインフラにも影響する、非常に深刻な問題です。水道管の法定耐用年数は40年とされています。耐用年数を超えた水道管をそのまま放置すれば、赤さびや漏水や断水などを生じる原因となってしまうのです。老朽化した水道管に穴が空き、水が噴出すれば、水道管が破裂してしまいます。

一度水道管が破裂すると、噴出する水を止めるために水道管を遮断しなければいけません。遮断できなければ水があふれ続け、周辺地域が浸水してしまうでしょう。しかも、水道管を遮断した地域は、修理が終わるまで断水されるなど、日常生活に支障をきたす可能性が高いです。2018年7月には、東京都北区で水道管に穴が空き、近隣の商店街14店舗が浸水するという事態が発生しました。その後、漏水を止めるために、商店や住宅を含め30戸が断水しています。このとき、穴が空いた水道管は建設から60年が経過したものです。東京都内に限らず、各地で水道施設の老朽化が問題視されています。一例として、横浜市では水道管の総延長約9200kmのうち、約2400kmが更新時期を迎えているのです。

しかし、老朽化した水道管はすぐに修理や交換ができるわけではありません。水道管の更新には、膨大な時間やお金がかかるといった問題があるのです。たとえば、横浜市水道局全体の予算は約850億円ですが、水道管の取り替えにかけられる費用は約200億円です。これは、年間110kmの水道管を更新できる費用に相当します。市内全域の水道管を更新するには、80~90年ほどかかるでしょう。日本水道協会の調査によると、2015年の時点で耐用年数を超えた水道管は、全国で13.6%にものぼります。一方で、水道料金の収入の合計は、2015年で約2.6兆円です。10年前と比較すると、耐用年数を超えた水道管は倍以上も増加しているのに対し、料金収入は2000億円以上減少しています。水道料金の収入だけでは費用を賄えず、一般会計から赤字を補填している自治体も多いです。

水道管の耐久年数はどれくらいか?

水道管の耐用年数は、使用する環境や素材によって異なります。1965年頃までは、水道管は亜鉛めっき鋼管が一般的でした。安価で扱いやすい素材ですが、水道水に亜鉛が溶け込んだり、亜鉛が剥がれた部分からサビができたりなどの問題も多い水道管でした。耐用年数は15~20年ほどと短く、1978年4月以降は使用禁止とされています。1965年以降から使われるようになったのが、硬質塩化ビニルライニング鋼管です。水道管の内部をビニール系の樹脂でコーティングすることで、腐食やサビをある程度防げます。

しかし、管と管をつなぐ継手という部分には、依然として亜鉛めっきが使われていたため、継手の劣化が問題となりました。1975年以降は、継手部分にもコーティングを施した水道管が登場します。しかし、当時は加工が徹底されておらず、直管と継手のつなぎ目やネジなどの部分から腐食やサビが発生し、問題となりました。耐用年数は20~25年ほどと、亜鉛めっき鋼管の水道管よりも延びています。

1989年以降は、硬質塩化ビニルライニング鋼管のほか、樹脂管やステンレス管も登場しました。この時代には管端防食継手が開発され、継手の腐食やサビなどの問題も解決しています。さらに、サビに強いステンレス管や、そもそもサビが発生しない樹脂管も広く普及しました。管端防食継手を採用した硬質塩化ビニルライニング鋼管なら、一般的な耐用年数は20~25年です。施工方法によっては30年ほどもつこともあります。樹脂管やステンレス管の耐用年数はさらに長く、法定耐用年数は40年です。

公道下に埋設されている配水管に限らず、一戸建てに通っている水道管も、耐用年数は40年が目安です。しかし、水の中にサビが混入していたり、赤っぽい水が出たりする場合は、水道管のメンテナンスを検討したほうが良いでしょう。工事の内容や費用は、水道管の状態や埋設されている状況などにより異なります。放置すると浸水や漏水など、深刻なトラブルが発生するおそれもあるので、早めに専門業者へ相談するべきでしょう。

水道管の老朽化が進むとどうなる?

水道管の老朽化が進むと、さまざまな問題が発生します。まず、サビついた水道管は放置するほど強度が落ち、やがて破裂して漏水を起こす可能性が高いです。管内にサビが蓄積すると、水の流れを阻害し、さらにサビが蓄積しやすくなるという悪循環を引き起こしてしまいます。水道管から漏れた水が勢いよく噴出している場合は、すぐに異常に気がつくでしょう。しかし、少しずつ漏れ出ている場合は、漏水に気づくのが遅れ、水道料金が余計にかかってしまう場合もあるのです。

たとえ目に見えて異常が無くても、水量が落ちたり水道料金が上がっていたりする場合は、老朽化を疑ったほうが良いでしょう。また、水が濁っているときや不純物が混ざっているとき、変な味や異臭がするときも、水道管に異常がある可能性があります。ただし、地下に埋まっている水道管から水漏れをしている場合は確認が難しく、なかなか気づけません。漏水の疑いがあるものの、本当に水が漏れているのか分からないという場合は、水道メーターを確認しましょう。

まず、家の中の蛇口を全て閉めます。その状態で水道メーターを確認し、メーターが回っていたら、水漏れが起きている可能性が高いです。水道メーターは大きく分けて、アナログ式とアナログ・デジタル併用式の2種類があります。水道メーターにはたくさんの目盛りや数字がありますが、漏水をチェックする際に見るのは、パイロットという部分のみです。アナログ式の水道メーターなら、メーターの中心よりやや下の部分に、赤い丸がついた金属製のパーツがあります。このパーツがパイロットです。

アナログ・デジタル併用式の場合は、メーターの中心よりやや左側に、やはり金属のパーツがついています。水が流れるとパイロットが回転するので、すぐに分かります。万が一、家中の蛇口を閉めた状態でパイロットが回転していたら、早めに対策をしましょう。異変が起きた時点ですぐに気がつけば、修理にかかる費用や水漏れの被害も最小限に抑えられます。

老朽化が見られたときの適切な対策

公道下に埋められている水道管の修理や水漏れの対応は、自治体の担当です。しかし、私有地内の水道管が老朽化しているのであれば、自分でも対応できるという見方もあります。しかし、蛇口の水漏れとは異なり、水道管から水が漏れている場合、素人には簡単に修理できません。たとえば、水道管をつなぐナットが緩んでいる程度なら、簡単に修理できるでしょう。一方、水道管の破損は、必ずしも目視できる部分で起きるとは限りません。

むしろ、水道管は地面の中や、床下、壁の中など、ほとんどが目に見えない部分に埋まっています、そのため、素人が掘り返して修理を行うのは非常に危険です。万が一、水漏れしている部分が表面にある場合でも、容易に手を出さないほうが良いでしょう。専門的な知識や技術がない状態で修理を試みた結果、破損した部分が悪化し、より水漏れがひどくなるといった事態にもなりかねません。確実に修理するためにも、専門知識や技術を備えた業者に依頼するのが一般的です。場合によっては水道管を部分的に補修するだけではなく、丸ごと引き直す必要があります。

ただし、水漏れの量が多く、業者が来るのを待っていたら家中が水浸しになってしまうという場合は、放置するわけにもいかないでしょう。まずは水道の元栓を閉めるのが最優先です。止水栓は水道メーターの横にあります。このとき、自分で水道管を分解したり、修理したりしないほうが無難です。根本的な修理を行おうとすると、余計に状態が悪化したり、被害が広がったりする可能性があります。また、修理のために間違った部品や必要のない道具を買ってしまい、代金が無駄になってしまうケースもあるので注意しましょう。水道管の修理は危険をともなう作業です。事故を防ぐためにも、できるだけ専門業者に任せるべきです。

修理にかかる期間や予算は、水道管の状態によって異なります。まずは業者に現場を見てもらい、調査と見積りをしてもらいましょう。新築など、これから何十年も住むつもりの家であれば、尚更しっかりとした修理が必要です。しかし、数年後に建て替えの予定があるなど、状況によっては大がかりな工事が必要ない場合もあります。できるだけ費用を抑えたいなどの希望があれば、見積もりの際に業者に伝えてみるのも良いでしょう。

水道管の工事とリフォームを同時に依頼するというのも1つの方法です。たとえば、浴室の水道管にトラブルがあった場合、修理のために床のタイルや壁を壊さなければならないことがあります。一旦壊した箇所を修復するよりも、ユニットバスの交換を依頼したほうが、割安でリフォームが可能です。さらに、水漏れが発生すると、周囲の床や壁も腐食している可能性があります。今後のトラブルを防止するためにも、リフォームを検討してみましょう。

耐用年数を目安に業者に見てもらおう

水道管のトラブルを防ぐには、建物を建ててからの年数と、水道管の耐用年数を正しく把握しておくことが大切です。水道管の耐用年数が迫っているときや、水道管に関するトラブルが起きて困ったときは、ザットマンに相談してみましょう。

参照サイト

【桶川工業株式会社】プロが教える水道管の耐用年数とは?
https://www.okegawa.co.jp/knowledge_blog/2470/

【住まいる水道グループ】水道管の引き直しや交換工事、取替手順や修理方法
https://smile-group365.jp/useful/useful-information/水道管の引き直しや交換工事、取替手順や修理方/

【生活水道センター】古い給水管が水漏れ水道管は大丈夫?鉛管で健康被害も
https://www.suidou.org/other-trouble/water-pipe/

【総合住宅設備JMS株式会社】長年使用した水道管の老朽化とチェックの必要性!
https://jms2015.com/necessity-of-checking-aging-pipes

【生活水道センター】古い給水管が水漏れ水道管は大丈夫?鉛管で健康被害も
https://www.suidou.org/other-trouble/water-pipe/

【水漏れ・つまりの修理なら水の生活救急車(年中無休)】自分でできる!水道管や排水管が故障したときの応急処置方法
https://mizu-mawari110.com/useful/water-pipe/post-50602/

【Panasonic】水道管を20年変えていないけど・・・
http://sumai.panasonic.jp/sumai_create/qa/bath025.html
作業料金以外に、資材費用など別途費用が発生する場合がございます。トラブルの状態によって修理内容が異なる為、まず現場でお見積りをご確認いただきます。万が一お見積りにご納得いただけない場合は一切料金をいただきません。必ずお客様ご納得の上修理を進めさせていただきます。お見積り内容に関するご質問はサービススタッフまでお問い合わせください。

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