タンクレストイレとは?特徴やメリット・デメリットについて解説!

商業施設やホテルなどに設置されているイメージのタンクレストイレですが、実は住宅にも設置できます。
トイレの交換目安は10年~15年程度です。水漏れや故障を防ぐためにも、不具合に気付いたら早めに交換しましょう。
すっきりとした見た目のタンクレストイレは、メリットも多くあります。一方でデメリットも存在するため、設置してから後悔しないように事前に確認しておきましょう。
今回は、タンクレストイレと従来型トイレを比較し、メリットとデメリットを紹介します。

タンクレストイレとは

タンクレストイレ タンクレストイレとは、従来型のように便器の後ろにタンクがない洋式トイレです。
従来型は一般的に、便器・便座・タンクが組み合わせられており、組み合わせトイレやタンク式トイレと呼ばれます。
タンク式トイレはタンク内に水がためられていて、水に浮く浮玉で水位を維持します。レバーを回すと水を止めていたフローとバルブが開き、便器内へ水が流れる構造です。
水が流れた後、タンク内部の浮玉が元の位置に戻るまで給水が行われます。つまり、連続して水を流すと水量が足りないため、うまく流れない場合もあります。 一方のタンクレストイレはタンクがなく、水道に直接つながっているトイレです。水道の水圧で水を流しているため、給水せずに連続して流せます。
水道直結式のため、水圧が弱いと水が流れにくいことがあります。マンションやアパートの上層階では、水圧不足で使用できないケースがあるため、設置前に確認が必要です。
従来型の洋式トイレからタンクレストイレに交換するときは、便器交換の他に水道工事を行います。和式トイレからタンクレストイレに交換するときは、段差の解消や間取り変更などが必要になるケースもあります。

タンクレストイレのメリット・デメリット

タンクレストイレは商業施設やホテルなどに設置されており、見た目がすっきりとしてデザイン性に優れたトイレです。デザインだけでなく、機能的にもメリットが存在します。
初めてタンクレストイレを導入するときは、デメリットも十分理解しておきましょう。タンクレストイレに交換する前に、知っておきたいメリットとデメリットを解説します。

メリット

タンクレストイレには、次のメリットがあります。
  1. 1. デザイン性がよい
  2. 2. 省スペースになる
  3. 3. 節水効果が高い
  4. 4. 掃除が楽
  5. 5. 水を連続で流せる
タンクのないタンクレストイレは、見た目がおしゃれで省スペースなことがメリットです。
従来型トイレはタンクの分だけ奥行きが必要で、一般的に奥行きは80cm程度。タンクレストイレではタンクのスペースが不要になるため、トイレを広く使えます。
タンクレストイレは従来型より、節水効果が高いこともメリットの1つです。
従来型トイレの洗浄では、約13Lもの水が必要でした。しかしタンクレストイレは、4L程度で洗浄できます。従来型トイレと比較して3分の1~半分の水量で流せるため、節水効果が高いことが特徴です。
また、タンクレストイレは手洗い場やレバーがなくシンプルな構造のため、手入れが簡単なこともメリットです。付属の手洗い場の水が飛び散ることもなく、清潔に使えます。
さらに水道の水圧を利用する構造から、タンクレストイレは水を連続で流せます。従来型トイレはタンクに水がたまるのを待つ必要がありましたが、タンクレストイレはすぐに流せることがメリットです。

デメリット

メリットの多いタンクレストイレですが、デメリットもあります。主なデメリットは、次のとおりです。
  1. 1. 別途手洗い場の設置が必要
  2. 2. 停電時に使えない
  3. 3. 水圧の低い場所・地域では使えない
  4. 4. 便座交換ができない
特に注意したいのは、手洗い場がトイレに付属していないことです。一般的な従来型トイレは、タンクの上に手洗い場が付いており、別途と手洗い場を設ける必要はありません。
しかしタンクレストイレの場合は、手洗い場を別に設置する必要があります。スペースの都合でトイレ内に手洗い場を設置できないケースもあるため、あらかじめスペースを確保できるかを確認しましょう。
また、タンクレストイレは停電時に使えないデメリットもあります。
従来型トイレは水をためて洗浄するため、断水しなければ停電時でも使えます。一方タンクレストイレは、電磁弁を活用して電気を用いて排水する構造です。つまり、停電すると排水できないため水が流れません。
ただし、手動で排水できるシステムのあるタンクレストイレを選べば、停電時も使用できます。
またタンクレストイレの構造上、水圧の弱い場所や地域には設置できません。特にマンションの高層階では水圧が弱く、設置できない可能性が高いでしょう。設置を検討するときに、水圧も確認してください。
タンクレストイレの多くは、温水洗浄便座が故障しても部分的な交換ができません。従来型トイレは便器・便座・タンクが組み合わさっているため、部分的に交換できます。
しかしタンクレストイレは、トイレ一式を公刊する必要があるため、交換費用が高くなることがデメリットです。

一般的なトイレとの違い

一般的な従来型トイレとタンクレストイレの構造の違いは、前述のとおりです。構造上の違いだけでなく特徴や費用も異なるため、導入を検討するときに理解しておくとよいでしょう。
また、住宅用トイレには一般的な組み合わせ便器の他に、一体型トイレやシステムトイレもあります。それぞれの特徴と費用の違いを解説します。

費用感の違い

トイレ本体の費用目安は、それぞれ次のとおりです。
  1. ・タンクレストイレ:15~30万円
  2. ・組み合わせ便器:4~10万円
  3. ・一体型トイレ:10~20万円
  4. ・システムトイレ:25万円~
実際にトイレを交換するときは本体費用だけでなく、工事費用と古いトイレの処分費用が必要です。
トイレ交換だけなら工事費用も高くありません。しかし配管工事やクロスの張り替えなどを含める場合は、20万円~50万円程度の工事費用が必要になることもあります。
組み合わせトイレからタンクレストイレに交換する場合は、手洗い場を新設する必要があるため工事費用がかかります。

まとめ

トイレの寿命は10~15年程度ですが、不具合が出たらすぐに修理や交換しましょう。不調をそのままにすると、突然使えなくなったときに困るからです。
人気のタンクレストイレは見た目がおしゃれなだけでなく、掃除もしやすいメリットがあります。節水効果も高いため、トイレ交換の際にはタンクレストイレも検討してみるとよいでしょう。
ただし別途手洗い場が必要だったり、水圧によっては設置できなかったりする場合もあります。デメリットを理解したうえで、交換するトイレの種類を選びましょう。
自宅のトイレが希望のトイレに交換できるか、故障部位だけ修理できるかなど、トイレの交換・設置・修理に関して些細なことでもご相談ください。

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