【トイレ掃除完全マニュアル】黄ばみ黒ずみ、嫌な臭いもこれでサヨナラ!

トイレ掃除

毎日使うトイレですが、しっかりと掃除をしないと、黄ばみや黒ずみが目立ってきます。また、放置しておくと臭いと感じることもあるかもしれません。また、掃除をしていてもあまりしつこい汚れは中々落ちません…。
ここでは、汚れを綺麗に取れるトイレ掃除の方法について解説します。トイレ掃除にお困りの方はぜひ参考にしてください。

まずはトイレ掃除に必要なものを準備しよう

まずはトイレ掃除に必要なものを準備しましょう。トイレ掃除を行うために必要なものは「トイレブラシ」「トイレ用洗剤」「除菌シート」の3つです。

ただし、大掃除など特別きれいに掃除したいときに強力な洗剤を使用することもあるでしょう。そのようなときは手を保護するためにゴム手袋を用意しておいたほうが無難です。
また、設備に温水洗浄便座がある人は、「綿棒」「歯ブラシ」「柔らかい布」があると、簡単にきれいにできるので準備しておくことをおすすめします。

トイレブラシ

トイレブラシ

一口にトイレブラシといっても、大きく分けて「ブラシタイプ」「スポンジタイプ」「使い捨てタイプ」の3つの種類があります。

ブラシタイプは水切れが良く、頑固な汚れも落としやすいのがメリットです。
その反面、ブラシが硬すぎると便器が傷ついたり、掃除の最中に頻繁に水はねしたりする可能性があるのがデメリットです。

スポンジタイプは便器の形に合わせて形状が変わるため、全体をムラなく掃除しやすく、水はねがしにくいのがメリットです。
一方で、ブラシタイプに比べて汚れを落としにくかったり、水切れが悪かったりする点はデメリットになります。

使い捨てタイプのメリットは最初から洗剤が付いていることと、汚れたら捨てられるので衛生的な点です。
デメリットは繰り返し使えないので費用が高くなりがちなことと、スポンジタイプと同様に頑固な汚れまでは落としにくい点などが挙げられます。

トイレ用洗剤

  トイレ用洗剤

トイレ用洗剤には、「中性洗剤」「酸性洗剤」「塩素系漂白剤」といった種類があります。それぞれの洗剤で落とせる汚れは異なるので、汚れの種類に合わせて使い分けるのがポイントです。

中性洗剤は高い洗浄力はあまり期待できませんが、その分肌に優しいという利点があります。そのため、定期的に行う普段の掃除で使用するとよいでしょう。
一方、酸性洗剤は黄ばみや尿石、塩素系漂白剤は黒ずみやカビに対して有効です。

なかには環境にやさしいクエン酸やセスキ炭酸ソーダおよび重曹を使用したい人もいるのではないでしょうか。その場合、クエン酸は酸性洗剤、セスキ炭酸ソーダおよび重曹は塩素系漂白剤の代わりになります。

トイレ用洗剤を使用する際の注意点は酸性と塩素系の洗剤を混ぜないことです。酸性洗剤と塩素系洗剤を混ぜると有毒ガスが発生してとても危険なので注意しましょう。

除菌シート

除菌シート

除菌シートはさまざまな商品が市販されているので、自分の好みに合ったものを選ぶとよいでしょう。

たとえば、自分の好きな香りが付いている商品を選ぶのも選択肢のひとつです。ただし、より効率的にきれいにしようと思うなら、できるだけ厚手で除菌効果のあるものを選ぶのがポイントです。

ウェットシートやコンビニでもらえるおしぼりで代用できることもありますが、薄いと掃除中に破けてしまったり、あまりきれいにならなかったりするので注意しましょう。

トイレ掃除のやり方

トイレ掃除をしてもきれいになったと感じられない人は、掃除の順番を間違えているかもしれません。トイレ掃除は「菌や汚れを広げないようにすること」が原則です。

そのため、「きれいなところから汚れているところ」の順番に掃除していくことが基本になります。この段落ではトイレ掃除のやり方を6つのパートに分けて順番に紹介していくので、参考にしながら取り組んでみましょう。

1,まずはタンク部分から

トイレで主に汚れがちなのは、便器やその周辺の床、壁などです。そこで、まずは菌や汚れが比較的少ないタンク部分の掃除から始めましょう。具体的には除菌シートを使ってタンクの周りを拭く作業です。

シンクやレバーは見落としがちですが、人の手が触れる部分なので意外と汚れていることもよくあります。吹き残しがないようにすみずみまでしっかり拭くことを意識しましょう。

2,便座の表裏を除菌シートで拭く

次に便座の表裏の両面を除菌シートで拭きましょう。特に便座と便器の間には汚れが溜まりがちなので、念入りに拭くことがポイントです。

女性は便座を上げる習慣がないため、裏側の汚れを見落としてしまいがちです。尿だけでなく、温水洗浄機能の跳ね返りが付着して、思ったより汚れているケースもよくあるので注意して掃除しましょう。

3,便器の中をブラシで掃除する

タンクや便座が終わったら、便器の掃除に取り掛かります。便器をトイレブラシで掃除するときも、便座と同様に裏側までしっかり汚れをこすり落とすことがポイントです。便器のフチの裏側はトイレブラシが届きにくく、汚れを残してしまいがちなので洗剤を付けて丁寧に掃除しましょう。

なお、便器の内側は頻繁に水が流れているので、初期の汚れなら比較的落としやすいのが特徴です。汚れてすぐに掃除をすれば洗剤を使わなくても落ちることが多いので、できれば汚れを発見した都度掃除する習慣をつけておきましょう。

4,便器の側面を拭きあげる

便器の側面の掃除は、トイレ掃除のなかでも忘れる人が多い場所です。しかし、トイレの側面にも尿の飛び散りなどで汚れが付着していることがあります。

そのため、除菌シートを使って丁寧に拭いておきましょう。側面を拭き終わったら便器本体の掃除は終わりで、最後に壁や床の掃除をしていきます。

5,壁の汚れは臭いの原因に

トイレをマメに掃除しているのに臭いが取れないという場合、壁が原因になっている可能性があります。

特に男性が用を足すときに、尿の飛沫が意外と広範囲に飛んでいて、壁についてしまっていることもあいます。トイレの壁は、定期的に掃除することをおすすめします。

とはいっても、壁の全面を掃除するのはなかなか大変な作業なので、基本的には便器の両脇や腰の高さぐらいまでを除菌シートで拭く程度でOKです。壁の汚れが特にひどい箇所を集中して拭き掃除することが嫌な臭いを防ぐポイントです。

6,床を除菌シート拭いて完了!

トイレの床も壁と同様、尿が飛び散っており、目に見えなくても菌や汚れが広がっていることも珍しくありません。
また、床はホコリも溜まりやすく、尿と一緒になって雑菌が繁殖して悪臭が発生することもよくあります。

床は思いのほか汚れているものなので、除菌シートを使ってしっかり除菌しましょう。便器と床の繋ぎ目部分は拭きにくい箇所ですが、そのようなところほど雑菌が繁殖している可能性があります。すみずみまで手を抜くことなく、掃除しましょう。

こんな時はどうしたらいい?

大抵の汚れは今まで紹介してきた掃除方法で落とせるでしょう。
しかし、汚れがひどく溜まっていたり、こびりついたりしている場合は、落としきれないこともあるかもしれません。そこで、ここからは溜まった汚れを落とす効果的なアプローチをケース別に紹介していきます。

掃除をしているつもりなのにトイレが臭う

トイレ掃除の悩みでよくあるのが「目立った汚れがないのにトイレが臭う問題」です。臭いの原因は一般的に雑菌なので、上述してきた掃除を心掛ければ基本的に改善するでしょう。ただし、注意したいのが「便器と床の境目」や「便座とフタの境目」です。いずれも汚れを見落としがちな箇所なので、丁寧に掃除することを心掛ける必要があります。

また、トイレ内を快適にするために便座カバーやマットなどのファブリック類を使用している人は、注意が必要です。便座カバーやマットのような布類は尿などの汚れが染み込みやすく、見た目では分からなくても悪臭を放つ原因になっていることがあります。

トイレにファブリック類を置いている人は週1~2回ぐらいのペースで洗濯するなど、トイレに置いてあるアイテムを清潔に保つことも意識するようにしましょう。

黄ばみがなかなか落ちない!

トイレの黄ばみは、尿のしぶきなどが積み重なってできたものです。できてすぐの汚れではないため、ブラシで少しこするぐらいでは落ちないことも多いです。そのようなときは酸性洗剤を使うとよいでしょう。トイレの黄ばみはアルカリ性なので、反対の性質を持つ酸性洗剤を使えば汚れが落ちやすくなります。

より効果を上げるならトイレットペーパーでパックするのもおすすめです。
まず、幅広くパックするために便器内の水位を下げましょう。止水栓を止めれば水道からタンクへ水が流れなくなり、その状態でレバーを何回か回せば、やがてタンク内の水位が下がります。止水栓の止め方はトイレによって異なりますが、一般的にはマイナスドライバーで止水栓のねじを締めるケースが多いです。

水位が下がったことを確認したら、便器内にトイレットペーパーを敷き詰めましょう。その上からトイレットペーパーがひたひたになる程度に酸性洗剤をたっぷりかけます。
30分~1時間ぐらい放置したら止水栓を元に戻してタンクのレバーを回し、トイレットペーパーを水で洗い流したうえでブラシを使って磨きましょう。洗剤が染み込みやすくなって、汚れが落ちやすくなっているはずです。

頑固な黒ずみ

黒ずみはホコリやカビなどが原因となってできる汚れで、発生しやすいのは便器内部の水が溜まっている部分の上部です。ただでさえ、黒ずみは落ちにくい汚れのひとつですが、さらに水垢が加わってしまうともっと落としにくくなるので、早めに対処しましょう。

黒ずみ汚れに効果を発揮するのが塩素系漂白剤です。掃除の仕方は基本的に黄ばみと同じで、塩素系漂白剤をまいてから15分~1時間程度放置して、その後ブラシでこすります。
前述したトイレットペーパーでパックする方法も有効なので、なかなか落ちない場合には試してみるとよいでしょう。

温水洗浄便座はどうやって掃除する?

温水洗浄便座は、主に「ノズル」「本体と便器の隙間」「リモコン」の3カ所を掃除することになります。
まず、ノズルはひどく汚れることはあまりないので、基本的には柔らかい布などで水拭きするだけで大丈夫でしょう。なかなか汚れが落ちない場合に限り、中性洗剤を使って拭きましょう。
ただし、しっかり掃除しようとしてノズルを引っ張ると壊れる恐れがあるので、あくまでもやさしくふき取るのがコツです。

本体と便器の隙間は掃除しにくい箇所なので、可能であれば温水洗浄便座を取り外して隅々まで掃除しましょう。後付け式の場合は、簡単に取り外せることもよくあります。掃除の仕方はノズルと同じように、基本的には拭き掃除です。柔らかい布に水分を含ませて中性洗剤を使いながら拭きましょう。布で掃除しにくい箇所は綿棒や歯ブラシを使うときれいにできることもあります。

リモコンについている汚れは他の部分と違って、基本的に皮脂や衣類のホコリです。そのため、トイレ用洗剤を使う必要は基本的にありません。ほとんどの場合で水にぬらした柔らかい布をよく絞って表面を拭くだけで汚れは落ちます。

トイレ掃除はどれくらいの頻度でやればいいの?

トイレ掃除にかぎらず、汚れは見つけたらすぐに掃除することがポイントです。基本的に日数が経てば経つほど汚れがこびりついてしまい、落としにくくなってしまいます。そのため、汚れたらその都度掃除する意識を持つことが重要です。
上述した掃除の手順のうち1~4を毎日、壁や床の掃除を週に一回ぐらいの頻度で行うとよいでしょう。

きれいなトイレで快適な毎日を

トイレ掃除は基本的にトイレブラシとトイレ用洗剤、除菌シートの3つがあれば行うことができます。雑菌を広げないように、きれいなところから汚れているところを意識して掃除するように心がけることがポイントです。

トイレは住宅のなかでも嫌な臭いが残りやすい場所ですが、こまめに掃除すればきれいに保つことはできます。今回紹介した方法を参考にしながら掃除をして、きれいなトイレで快適な毎日を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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