水漏れの箇所や原因がわからないときのチェック方法

単水栓
水道メーターが回り続けているのにどこから水が漏れているのかわからないというような場合、まずは水漏れの箇所がどこなのかを確認する必要があります。水漏れの箇所が特定できないままだと、水道代はいつまでもかさみ続けます。また、早めに対処できないことで被害が広がり、床が水浸しになるなどの災害に発展する恐れもあるでしょう。今回は、どこから水が漏れているのかわからないときの原因究明の方法と対処方法について解説していきます。

水漏れが起こりやすい場所とは?

自分では水漏れに気が付かなくても、水道局から「どこかで水が漏れているかもしれない」といったような連絡がくることがあります。あるいは、朝起きたら床が水浸しになっていたというようなこともあるでしょう。そのような場合、まずは自分でどこから水が漏れているのかを確認しなくてはなりません。家の中で水漏れが起こりやすい場所としては、キッチンとトイレ、浴室、洗面所の4箇所が挙げられます。

まず、キッチンでは蛇口やシンクの下などをチェックしてみる必要があるでしょう。また、トイレであれば便器やトイレタンクを、浴室であれば浴槽やシャワー、蛇口を重点的に調べる必要があります。そして、洗面所では洗面台の下や蛇口周りを確認してみるべきでしょう。このように、水漏れの箇所を調べるときは場所によって確認するべきポイントがある程度決まっています。そのポイントを押さえておくことで、効率的かつ建設的に水漏れの箇所を特定することができ、被害が広がる前に対処することができるのです。

キッチンの水漏れをチェックする方法

キッチンで水漏れが起こっている場合、さまざまなパターンの原因が考えられるので1つずつチェックしていく必要があります。このとき、蛇口から少量の水を流しながら確認すると水漏れ箇所を発見しやすいです。まず、シンク自体にひび割れなどの破損がみられないかどうかを確認しましょう。また、シンクと調理台の間のシーリング材が剥がれて隙間が生じている場合も水漏れの原因になるのでチェックしておきます。シンクの下の排水管や排水ホースに穴が空いているというケースも考えられるでしょう。穴が空いているとまではいかなくても、排水管同士の接続が緩んで水が漏れてくるということもあるのでよく調べましょう。

接続が緩んでいるのではなく、接続部分のパッキンが劣化している場合も同じように水が漏れることになります。その場合はパッキンを新しいものに交換する必要があるでしょう。さらに、排水管が詰まって逆流してしまうケースもあるため、排水管に詰まりが起こっていないかどうかを確認します。もしも詰まりが起こっているのであれば、排水管を取り外してきれいに洗浄する、あるいはパイプクリーナーなどで詰まりを解消する必要があります。

シンクや排水管に問題がなければ、蛇口や水栓のほうに不具合が起こっている可能性があります。まずは蛇口の締まりが悪くなっていないかどうかを確かめてみましょう。ハンドルやレバーをしっかりと締めても蛇口から水が漏れてくる場合、内部のスピンドルやコマなどの部品が劣化しているケースが考えられます。新品に交換する必要があるので、自分でやるのは不安だという人は早めに業者に修理を依頼しましょう。また、蛇口や取り付け台座の固定が緩んで根元から水漏れしているケースもあります。取り付け台座のビスが緩んでいる場合は水栓全体を取り外さなくてはならない場合があるため、業者に作業を行ってもらうのが賢明です。

また、蛇口や水栓から漏れた水が溝や隙間を伝ってシンクの下を濡らしていることもあるので、どこから水が漏れているのかはよく確認しましょう。キッチンの水漏れに気付かないまま放置しておくと、カビや腐食などの被害はどんどん広がっていきます。特に、シンクの下は木材の戸棚になっていることが多く、カビが繁殖しやすい環境になっています。被害が広がった結果キッチンの設備全体を取り換えるようなことになる前に、原因を特定して迅速に対処しましょう。

トイレの水漏れをチェックする方法

トイレの水漏れをチェックするときは、まずタンクに異常がないかどうかを確認しましょう。トイレのタンクは、レバーにつながったゴムフロートが便器に流れる水を調節し、浮き球で水位を感知してボールタップが給水量を調整するという仕組みになっています。タンクから常に水の音が聞こえている、便器に水が流れ続けているというケースの場合、タンク内部の部品に何らかの不具合が起こっていることが考えられます。そのような場合はタンクの中をのぞきこんでゴムフロートや浮き球に不具合がないかチェックしてみましょう。

また、ボールタップの接続部分が緩んでいると、いつまでも給水管や手洗い管から水が流れ続けることになります。ボールタップだけではなく、ホースなどの接続部分のパッキンが劣化していないか、ナットが緩んでいないかということも併せて確認しましょう。次に、タンクよりも下の領域で水漏れが起こっている場合、便器自体に問題があることが考えられます。便器に破損がみられないかどうかをチェックしてみましょう。もしも便器が破損していたら自分では対処のしようがありません。すぐに業者に連絡して修理を依頼しましょう。

さらに、ウォシュレットが故障して水漏れが起こるというケースも起こり得ます。水が出るノズル部分や操作パネルの下、便座の脇などから水が漏れることが多いので確認してみましょう。このとき、もしもウォシュレットから水漏れが起こっていることがわかったら、すぐに電源プラグを抜く必要があります。感電事故などの二次災害を引き起こさないように十分注意しましょう。また、トイレの床が濡れている場合は便器の設置場所が正しい位置からずれていることがあります。便器がずれていないか確認してみて、ずれていなければ便器と排水パイプをつないでいるフランジパテの劣化が原因である可能性が高いでしょう。便器に絵の具などを垂らし、床に色付きの水が漏れてきたらフランジパテの劣化だと判断できます。

浴室の水漏れをチェックする方法

浴室の水漏れをチェックするときに、最もみつけやすいのはシャワーヘッドや蛇口から水が漏れているケースです。バルブやナットが緩んでいたり、パッキンが劣化していたりしないかチェックしましょう。シャワーヘッドの内部を拭いて水分を取り除くことで水漏れが直ることもありますが、直らなかった場合は業者に修理や交換を依頼するとよいです。また、長年使用することで浴槽が劣化して水漏れしてくることもあります。浴槽にヒビがないか、ゴム栓や排水口などが劣化していないかを確認してみましょう。

次に、壁や床のタイルの継ぎ目が劣化していないかどうかをチェックしてみることも重要です。一般的に、タイルとタイルの間には継ぎ目としてシリコンなどが埋められていますが、劣化することで壁や床に水が浸透してしまうようになります。床下への水漏れが悪化すると、シロアリが発生したり、階下の部屋まで水が漏れたりする恐れがあります。この場合、床下の配管まで修理しなくてはならないことがあるので、なるべく早めに業者に相談する必要があるでしょう。

浴室内に設置するタイプの給湯器を使っている人は、給湯器からの水漏れにも注意が必要です。水とお湯を分けている安全弁やパッキンなどの部品が劣化していることがあるので、水漏れをみつけた場合は早急に対処しましょう。また、換気扇から水が漏れているということもあり得ます。浴室からの蒸気を取り込み続けている換気扇はその分劣化が早く、部品にサビがついてしまうこともあります。さらに、劣化した箇所から雨水が換気扇の内部に入り込み、浴室の天井から垂れてくるということも起こり得るのです。換気扇からの水漏れを発見したら、なるべく換気扇に頼らずに窓を開けるなどの方法で換気するようにしましょう。それでも水漏れが直らないようであれば、専門の業者に修理を依頼する必要があります。

洗面所の水漏れをチェックする方法

洗面所は知らないうちに水漏れしていることが多い場所なので、なるべくこまめにチェックする必要があるといえます。洗面所の水漏れを調べる際は、まず洗面ボールの下のキャビネットの中を確認してみましょう。蛇口が締まった状態でも水がぽたぽたと漏れている場合は、給水管や給湯管自体が不具合を起こしていると考えられます。業者に修理を依頼するにしても、水漏れを一旦止めるために止水栓や副止水栓を締める必要があるでしょう。また、蛇口から洗面ボールに水を流しているときだけ水が漏れる場合は、排水管に穴が空いている、あるいは接続部分が緩んでいるケースが考えられます。

キャビネットの中を調べたら、次は蛇口付近の水漏れをチェックしてみましょう。いくら拭いても蛇口の周りに水がたまっている場合は、蛇口自体から水が漏れている可能性が高いといえます。蛇口のどこから水が漏れているのかを調べるときは、雑巾を1枚用意すると便利です。吐水口の先や吐水口の根元、蛇口の根元付近、ハンドルの根元などの部分に雑巾を当ててみましょう。しばらく待って雑巾が濡れていれば、その部分から水が漏れているということがわかります。

洗面所のキャビネットは木製であることが多く、水漏れを放置しておくと木が腐ってしまう恐れがあります。そのため、早めに原因を突き止めて業者に依頼するなどの対応をするようにしましょう。また、これは洗面所に限ったことではありませんが、水漏れの箇所を調べるときは水漏れの元凶を突き止めることが大切です。排水管から水がぽたぽたと垂れていたとしても、排水管自体に水漏れの原因があるとは限りません。水は上から下へと伝っていくものなので、水の流れがどこから来ているのかを追求して調べるようにしましょう。

判断できないときはプロに見てもらおう

水漏れが起こる場所の候補はいくつもあり、それぞれの箇所を入念に調べる必要があります。また、水漏れはさまざまな要因が絡んで起こっていることが多いため、水漏れの箇所を特定できたとしても素人がしっかりと修理するのは難しいといえます。どうすればよいのか判断に迷ったら、早めにザットマンに相談して調べてもらうとよいでしょう。

参照サイト

【イエコマ】キッチンの水栓がぐらついたらどうする?解決方法を紹介
https://iekoma.com/part/sanitary/kitchen-sanitary/htsadmin-893/
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